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なかざわひでゆき の毎日が映画&音楽三昧


映画/海外ドラマライターの「なかざわひでゆき」による映画&音楽レビュー日記
by なかざわひでゆき

「ブラック・シーザー」 Black Caesar (1973)

「ブラック・シーザー」 Black Caesar (1973)_f0367483_05513571.jpg
監督:ラリー・コーエン
製作:ラリー・コーエン
製作総指揮:ピーター・サビストン
脚本:ラリー・コーエン
撮影:フェントン・ハミルトン
ハーレム・シーン撮影:ジェームズ・シニョレッリ
音楽:ジェームズ・ブラウン
出演:フレッド・ウィリアムソン
   アート・ランド
   ジュリアス・ハリス
   グロリア・ヘンドリー
   ダーヴィル・マーティン
   ヴァル・エイヴェリー
   ミニー・ジェントリー
   ジェームズ・ディクソン
   ウィリアム・ウェルマン・ジュニア
   ドン・ペドロ・コリー
   フィリップ・ロイ
   パトリック・マックアリスター
   マーナ・ハンセン
   オマー・ジェフリー
   アンドリュー・デュガン(ノークレジット)
アメリカ映画/95分/カラー作品




『悪魔の赤ちゃん』('74)シリーズや『空の大怪獣Q』('82)など、低予算のホラー映画やSF映画でカルトな人気を誇り、脚本家としても『殺しのベストセラー』('87)や『フォーン・ブース』('02)などの秀作を手掛けたラリー・コーエン監督が、そのキャリアの初期に発表したブラックスプロイテーション映画である。もともとテレビドラマの脚本家・クリエイターとして活躍していたコーエンは、企画を手掛けたテレビシリーズ『インベーダー』('67~'68)のヒットで注目され、さらにロジャー・コーマンのニュー・ワールド・ピクチャーズに誘われて低予算映画『Bone』('72・日本未公開)で映画監督デビュー。同作はアメリカ社会に根強い人種差別の問題を犯罪サスペンス形式で描いた風刺コメディで、後に『007/死ぬのは奴らだ』('74)の悪役で有名になる黒人俳優ヤフェット・コット―の初主演作だった。

この『Bone』を見てコーエン監督に声をかけたのが、ロジャー・コーマンの古巣アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズ(AIP)。折からのブラックスプロイテーション映画ブームに便乗したAIPは、ジム・ブラウン主演の『スローター/怒りの銃弾』('72)やアーバン・ゴシック・ホラー『吸血鬼ブラキュラ』('72)などの黒人映画を矢継ぎ早に量産していたのだが、当時は『スーパーフライ』('72)のような黒人犯罪アクション映画を求めていたらしく、社長サミュエル・Z・アーコフは『Bone』を見てコーエン監督が適任だと考えたらしい。

そこでコーエン監督が引っ張り出してきたのが、当時お蔵入りになったばかりだった本作の脚本。実はこの映画、もともとはサミー・デイヴィス・ジュニアのための企画だったらしい。ご存知の通り、フランク・シナトラ率いるヤンチャ芸能人集団「ラットパック」で唯一の黒人メンバーだったデイヴィス・ジュニアだが、いつも映画ではシナトラやディーン・マーティンの引き立て役に甘んじていた。予てより自分が主演スターとして看板を背負う映画を望んでいた彼は、当時テレビの売れっ子脚本家だったコーエン監督に1万ドルの報酬で脚本を依頼。そこでコーエンは、当時のブラックスプロイテーション映画のブームを意識して、往年の傑作ギャング映画『犯罪王リコ(原題Little Ceasar)』('31)の黒人版とも呼ぶべき犯罪アクション映画の脚本を執筆する。それが『ブラック・シーザー』だった。

ところが、そんな折にデイヴィス・ジュニアの税金未納問題が発覚して1万ドルを支払えなくなってしまう。おかげで企画自体が白紙となってしまったところ、絶妙なタイミングで飛び込んできたのがAIPからのオファーだった。こんなんありますけど、いかがですか?とアーコフに『ブラック・シーザー』の脚本を見せたコーエン監督。よっしゃ気に入った!金出したろ!と言ったか言わないかは定かでないが、とにもかくにもトントン拍子でAIPとの契約が成立したのである。

物語の始まりは1953年のニューヨーク。ハーレムに住む14歳の少年トミー・ギブス(オマー・ジェフリー)は生まれてすぐに父親が失踪し、メイドとして働く母親(ミニー・ジェントリー)に女手ひとつで育てられていた。家計を助けるために路上で靴みがきをして働くトミーだが、しかしそれだけでは全く足りないため、たびたび地元マフィアの雑用を請け負って小遣いを稼いでいる。そんなある日、マフィアから悪徳警官ジャック・マッキニー(アート・ランド)へ賄賂の現金を届けるよう指示されたトミー。ところが、封筒の中身を確認したマッキニーが50ドル足りないと騒ぎ出し、トミーに疑いの目を向ける。この黒んぼのガキめ!お前が盗んだんだろう!そう言ってトミーに激しい暴行を加えるマッキニー。絶対に自分じゃない!盗んでなんかいない!と必死に訴えるトミーだったが、結局マッキニーの暴行で片脚を骨折したうえ、窃盗の罪で少年刑務所送りとなってしまう。

時は移って1965年。すっかり野心的で屈強な青年へと成長したトミー(フレッド・ウィリアムソン)は、床屋で散髪中の白人ギャングを殺して片耳を切り取り、レストランで食事中のイタリアン・マフィアのボス、カルドーザ(ヴァル・エイヴェリー)に届ける。殺したギャングはカルドーザのライバル組織のメンバーだった。白昼堂々と人殺しする奴がいるか!しかも顔まで見られて!俺は素人とは仕事をせんぞ!と呆れるカルドーザだが、しかしそれこそがトミーの狙い。なぜなら、白人であるイタリアン・マフィアが黒人の殺し屋を雇うなんて誰も想像しないため、むしろ白昼堂々と顔を見せた方がカルドーザの差し金だと疑われずに済むのだ。しかも、カルドーザのライバルは白人ばかり。白人に黒人の顔の見分けなどつかないため、たとえ顔を見られたとしても足がつくリスクは低い。渋々ながらもトミーの賢さを認めるカルドーザ。そこでトミーは取引を持ち掛ける。殺しの報酬は要らない。その代わり、ハーレムの一角を俺に任せてくれと。そこは予てより全く利益を生まない地域。俺が頑張って利益を出すというトミーに、カルドーザは呆れつつも許可を出すのだった。

こうして自分の縄張りを手に入れたトミーは、幼馴染みの真面目な秀才ジョー(フィリップ・ロイ)と地元教会の牧師になったルーファス(ダーヴィル・マーティン)を仲間に引き入れ、あらゆる汚い手を使いながらビジネスを手広く拡大していく。そんな中、マフィアから賄賂を受け取っている権力者たちの名前リストが記載された取引台帳の存在を知ったトミーは、愛人のクラブ歌手ヘレン(グロリア・ヘンドリー)を使ってマフィアの秘密アジトのあるナイトクラブへ潜入し、現場にいた関係者を皆殺しにして取引台帳を強奪する。これさえあれば鬼に金棒。最強の脅迫ネタになる。そのリストに含まれていたのが、今やニューヨーク市警の副長官の座を狙う宿敵マッキニーだ。暗黒街専門の悪徳白人弁護士コールマン(ウィリアム・ウェルマン・ジュニア)を介してマッキニーを呼び出したトミーは、巨額の賄賂を受け取る代わりに自分の悪事を見逃すよう申し入れる。デスクにはわざと見えるように取引台帳を置いておいた。実質的な脅しだ。未だに黒人を見下すレイシストのマッキニーは、不満そうな顔をしつつも渋々ながら賄賂を受け取る。

さらに、コールマン弁護士の住むマンハッタンの超高級アパートを高額で買い取ったトミー。一流物件を黒人に売却してくれる不動産屋など存在しないからだが、何よりも彼がこの高級アパートにこだわったのは、母親が専属メイドとして働いているからだ。驚いて呆気にとられる母親に、もう白人どもにこき使われなくてもいいんだよ、ここで悠々自適に過ごして欲しいんだと説明するトミーだが、しかし息子が犯罪に手を染めていることに気付いた母親は深く嘆き悲しむのだった。とにもかくにも、こうして自身の犯罪帝国を築き始めたトミーは恩人カルドーザを裏切って縄張りを横取りし、そのバックについている西海岸のカルドーザ・ファミリーも皆殺しにする。まさに我が世の春を謳歌し、ますます勢いづくトミー。しかし、その限度を知らぬ野心に呆れた親友ジョーやルーファスはトミーと距離を置くようになり、愛人ヘレンもトミーの横暴さに愛想を尽かし、家族を捨てたことを詫びに訪れた父親(ジュリアス・ハリス)も息子の凶暴ぶりに恐れをなす。次々と離れていく仲間たち。さらに、黒人が大きな顔をすることを腹に据えかねたマッキニーが、トミーを亡き者にするべく悪徳警官ブライアント(ジェームズ・ディクソン)を殺し屋として差し向ける…。

子供の頃から自分たち黒人を差別して押さえつけ、その人権も尊厳も踏みにじり、安価な労働力として搾取してきた白人たちに対する怒りと復讐心だけをモチベーションに、ニューヨーク暗黒街のボスへと上りつめようとした黒人ギャングの栄光と破滅、元ネタである『犯罪王リコ』の筋書きを大まかに踏襲したものとはいえ、黒人ヒーローが悪い白人どもを片っ端から成敗してスカッと爽快!みたいな作品の多かった'70年代ブラックスプロイテーション映画群にあって、本作における因果応報のペシミスティックなクライマックスにはジャック・ヒル監督の『コフィー』('73)ともよく似た重みがある。言うなれば、暴力や復讐では問題の根本的な解決にならないという強い戒め。どんな理由があろうと犯罪は犯罪であり、手を染めた悪事はいずれ巡り巡って自分へと返って来るのだ。

ラリー・コーエン監督の演出は極めて粗削り。まるで自主制作映画のような印象を受ける。これは低予算ゆえに手間暇をかけることが出来ず、オールロケの即興的なゲリラ撮影に頼らざるを得なかったという裏事情が大きく関わっているはずだ。それゆえにどこか素人臭さが漂うことは否めないが、しかしその一方で臨場感たっぷりのアクション・シーンではこれが効果テキメン。中でも、マンハッタンのど真ん中でトミーが殺し屋たちに追撃される場面の、一発撮りのゲリラ撮影だからこそのヒリヒリとした緊張感は格別である。ちなみに、ハーレムでのロケでは地元を仕切る黒人ギャングたちに見ケ〆料を要求されたのだが、しかし要求金額を支払うに十分な予算がなかったため、代わりにトミーの子分役として彼らを出演させたらしい。まあ、当時のハーレム・ロケ映画ではよく聞く話ですな。

当初主演するはずだったサミー・デイヴィス・ジュニアの代打として主人公トミーを演じたのは、アメフトのスター選手からアクション俳優へと転身したフレッド・ウィリアムソン。マフィアと戦うボクサーを演じた『ハンマー』('72)と本作の成功によって、リチャード・ラウンドツリーやジム・ブラウンと並ぶブラックスプロイテーション映画のトップスターとなった人だ。彫の深いハンサムなマスクに自信満々の不敵な笑顔、そして筋骨隆々とした立派な体格と、アクション映画のヒーローに相応しい魅力を兼ね備えている。ヒロインのヘレン役には黒人ボンドガールとしても知られるグロリア・ヘンドリーだが、基本的に色添え以上でも以下でもないような役回りと言えよう。トミーの宿敵マッキニーには、ベニー・グッドマン楽団のボーカリストだったことでも知られる往年の人気歌手アート・ランド。本作を機にたびたびラリー・コーエン作品へ出演することになる。そのマッキニーのもとで汚れ仕事を引き受ける悪徳警官ブライアント役のジェームズ・ディクソンもコーエン作品の常連組。『悪魔の赤ちゃん』('74)シリーズの刑事役として映画マニアにはお馴染みだろう。

なお、悪徳弁護士コールマンを演じるウィリアム・ウェルマン・ジュニアは、その名の通りハリウッド黄金期の巨匠ウィリアム・ウェルマン監督の息子。その妻役のマーナ・ハンセンは元ミスUSAで、'50年代初頭にユニバーサル専属女優として売り出されるも大成しなかった人である。当時すでに半ば女優業を引退したような状態だったが、たまたまラリー・コーエン監督のご近所さんだったことから本作に出ることとなったらしい。また、コーエン組俳優のひとりアンドリュー・デュガンが、オープニングにカメオ出演しているのも見逃せないだろう。

そうそう、本作を語るうえで絶対に外せないのがサウンドトラック。当時のブラックスプロイテーション映画の多くは、アイザック・ヘイズやカーティス・メイフィールド、ウィリー・ハッチなど、R&B/ファンク系の大物アーティストたちが音楽スコアを手掛けており、音楽面における後世への影響も無視できなかったりするわけだが、本作では「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」の異名をとる帝王ジェームズ・ブラウンが全編で使用される音楽を担当。また、歌手ヘレンを演じるグロリア・ヘンドリーの歌声はリン・コリンズが吹き替えている。このサントラがまたカッコいいのなんのって!近ごろではサブスク配信もされているので是非!

日本では劇場未公開に終わった本作。それどころかテレビ放送された形跡もなさそうだし、VHSで発売されたこともなかったと思う。なので、'04年に出た日本盤DVDが本邦初上陸だった模様。一方のアメリカではVHS時代から幾度となくソフト化されており、現在はブルーレイ化もされている。本編マスターのソースについては不明だが、恐らくオリジナルのカメラネガあたりから2K解像度でレストアのではないか?といった感じのクリアできめ細やかな高画質。その分、低予算の安っぽさも一目瞭然だが、しかし本作の場合はそれがハーレム裏社会の荒んだ空気を如実に再現してシックリくる。惜しむらくは特典がオリジナル劇場予告編のみというところ。せめて、DVDに収録されていたラリー・コーエン監督の音声解説をそのまま移植できなかったものかとは思う。

評価(5点満点):★★★☆☆


参考ブルーレイ情報(アメリカ盤)
カラー/ワイドスクリーン(1.85:1)/1080p/音声:2.0ch DTS-HD Master Audio/言語:英語/字幕:なし/地域コード:A/時間:95分/発売元:Olive Films
特典:オリジナル劇場予告編



by nakachan1045 | 2025-02-22 21:32 | 映画 | Comments(0)

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